Arvixe
[!訳注]
このページの内容は、日本向けのサービスではないため、日本の方が読む機会はほとんどないと思います。また、 PHP のバージョンなどから判断して、かなり古い情報が書かれているようです。もし読む必要がある場合は、古い情報であることを理解したうえで、適宜読み替えてください。
Arvixe は、受賞歴のあるホスティング会社で、高品質な web ホスティングを 手頃に かつ 高い信頼性で 提供していることに誇りを持っています。高いな機能性と 開発者に親切な スタンスのため、 Arvixe レンタルサーバーは、 Grav ベースのサイトにとって素晴らしい選択肢です。
このガイドでは: Arvixe レンタルサーバーの標準的なアカウントで Grav を最適化して動かす方法の概要を解説します。
ホスティングプランを決める
このドキュメントを書いている時点では、 Arvixe には 2つの Linux ベースのホスティングオプション があり、コストは月額 $4.00 の PersonalClass と、月額 $7.00 の PersonalClass Pro プランがあります。どちらのプランも、ほとんど同じですが、 Pro プランの場合ドメイン制限がありません。どちらでも Grav は良く機能します。
PHP 設定
Arvixe では、コントロールパネルとして cPanel のフル機能を提供しています。その URL は、 welcom email に掲載されています。
Arvixe のデフォルト PHP バージョンは 5.3 なので、最初にやるべきは、サイトで実行されるデフォルトの PHP バージョンを変更することです。
cPanel のメインホームページ上で、 Software/Services というセクションがあります。ここに ntPHPSelector が見つかるでしょう。これをクリックすると、フォルダツリーが表示されます。そこでは、特定のフォルダを設定するか、 public_html
をクリックすることでサイト全体のバージョンを設定できます。フォルダを選択すると、 PHP のバージョンを選択できるので、 5.5 を選択し、送信をクリックしてください。
反映させるため、 Save をクリックしてください。
あなたの web サイト URL の最後に phpinfo.php
を付けてサイトにアクセスしてください。たとえば: http://myarvixe.com/phpinfo.php
正しい PHP バージョンで実行しているか確認できます。
[!Info]
Arvixe の PHP 5.5 ではすでに Zend OPcache が有効化されています。よってこのセットアップで必要な手順はここまでです。
SSH を有効化
まず、 cPanel の Security セクションにある SSH/Shell Access オプションを開いてください。この SSH アクセスページで、 Manage SSH Keys ボタンをクリックします。
この時、2つの選択肢があります。 新しい鍵を生成 するか 鍵をインポート するかです。公開・秘密鍵のペアをローカルコンピュータで作成し、 DSA パブリックキーをインポートするだけの方が簡単です。
[!Info]
Windows ユーザーは、多くの便利な GNU と Mac や Linux プラットフォームで使える便利なツールを提供するため、まず Cygwin のインストールが必要です。パッケージ選択プロンプトでは、 SSH オプションに確実にチェックを入れてください。インストール後、Cygwin Terminal
を立ち上げてください。
ターミナルウインドウを立ち上げ、次のようにタイプしてください:
$ ssh-keygen -t dsa
この鍵の生成スクリプトは、いくつかの値を入力させるプロンプトを表示します。デフォルト値を許容できる場合は、 [return]
キーを押すだけでも良いです。このスクリプトは、ホームディレクトリの .ssh/
というフォルダに、 id_dsa
(秘密鍵)と、 id_dsa.pub
(公開鍵)を作成します。プライベートキーを与えたり、どこかにアップロードするようなことは 決してしないでください 。してよいのは、 公開鍵だけです 。
[!訳注]
dsa でのキー生成は、2025年現在では、安全とは言えないような気もします。安全なキー生成の方法を調べてください。
鍵を生成できたら、 SSH Access ページの Import SSH key セクションで、 Public Key
入力欄に id_dsa.pub
パブリックキーの中身を貼り付けできます:
アップロード後、 SSH キー管理ページの Public Keys セクションにあるキー一覧を確認してください。鍵が認証されていることを確認するため、 Manage をクリックする必要があります:
これで、サーバーに SSH テストする準備ができました。
$ ssh arvixe_username@arvixe_servername
言うまでもなく、 arvixe_username
には Arvixe から提供されているユーザー名を、 arvixe_servername
には Arvixe から提供されているサーバー名を入力する必要があります。
CLI の PHP を設定
このドキュメントを書いている時点では、 Arvixe のデフォルト PHP バージョンは 5.3 です。 Grav は 5.5+ が必要なので、 Grav がコマンドライン(CLI)でも PHP の新しいバージョンを使えるようにしなければいけません。これを実現するには、サーバーに SSH 接続し、 .bash_profile
ファイルを編集して、標準のパスよりも前に適切な PHP パスを参照するように変更してください:
# .bash_profile
# Get the aliases and functions
if [ -f ~/.bashrc ]; then
. ~/.bashrc
fi
# User specific environment and startup programs
PATH=/opt/ntphp/php55/bin:$PATH:$HOME/bin
export PATH
プロファイル source が必要です: $ source ~/.bash_profile
もしくは、ターミナルに再ログインし、パスの変更が反映されるようにします。それが終わったら、 php -v
を入力し、確認してください:
$ php -v
PHP 5.5.18 (cli) (built: Nov 19 2014 14:29:20)
Copyright (c) 1997-2014 The PHP Group
Zend Engine v2.5.0, Copyright (c) 1998-2014 Zend Technologies
with Zend OPcache v7.0.4-dev, Copyright (c) 1999-2014, by Zend Technologies
Grav のインストールとテスト
SSH 機能が使えるようになったので、もし未接続であれば Arvixe サーバーに SSH 接続し、最新バージョンの Grav をダウンロードし、 unzip し、テストしてみましょう!
サブフォルダの /grav
に Grav を展開しますが、 Grav が直接アクセスできるようにするには、 ~/public_html/
フォルダのうr−とに直接 unzip することもできます。
$ cd ~/public_html
[~/public_html]$ curl -L -O https://github.com/getgrav/grav/releases/download/{{ grav_version }}/grav-v{{ grav_version}}.zip
[~/public_html]$ unzip grav-v{{ grav_version}}.zip
これで、ブラウザで http://mywirenineserver.com/grav
などが表示できるはずです。もちろん、適切な URL にしてください。
ここまでの解説のとおりに進めていただきましたので、 Grav CLI や Grav GPM コマンドも、利用可能です。次のように:
$ cd ~/public_html/grav
$ bin/grav clear-cache
Clearing cache
Cleared: cache/twig/*
Cleared: cache/doctrine/*
Cleared: cache/compiled/*
Cleared: cache/validated-*
Cleared: images/*
Cleared: assets/*
Touched: /home/your_user/public_html/grav/user/config/system.yaml