SiteGround
[!訳注]
このページの内容は、日本向けのサービスではないため、日本の方が読む機会はほとんどないと思います。また、 PHP のバージョンなどから判断して、かなり古い情報が書かれているようです。もし読む必要がある場合は、古い情報であることを理解したうえで、適宜読み替えてください。
SiteGround のキャッチコピーは、 Web Hosting Crafted With Care(ケアのあるウェブホスティング) です。Joomla や WordPress コミュニティの人々から人気のあるレンタルサーバーであることが保証されています。 Grav ベースの web サイトをホスティングするのにも良い選択肢です。
このガイドでは、標準的な SiteGround シェアホスティングアカウントでの Grav の最適化方法の概要を解説します。
ホスティングプランを決める
このドキュメントを書いている時点では、 SiteGround には 3つのホスティングオプション があり、ローエンドで月額 $3.95 から $14.95 の GoGeek プランまであります。ハイエンドなのに十分に安い GoGeek プランが特におすすめです。このプランはより良いサーバーハードウェアを提供し、サーバーでの ユーザーの混雑 を減らします。
設定
SiteGround では、コントロールパネルとして cPanel のフル機能を提供しています。これは、 My Accounts タブから直接アクセス可能です。
SSH を有効化
まず、 cPanel の ADVANCED セクションにある SSH/Shell Access オプションを開きます。
SiteGround では、 SSH の使い方チュートリアル が提供されていますが、公開・秘密鍵をあなたのローカルコンピュータで作成し、 DSA 公開鍵をアップロードする方が簡単です。
[!Info]
Windows ユーザーは、多くの便利な GNU と Mac や Linux プラットフォームで使える便利なツールを提供するため、まず Cygwin のインストールが必要です。パッケージ選択プロンプトでは、 SSH オプションに確実にチェックを入れてください。インストール後、Cygwin Terminal
を立ち上げてください。
ターミナルウインドウを立ち上げ、次のようにタイプしてください:
$ ssh-keygen -t dsa
この鍵の生成スクリプトは、いくつかの値を入力させるプロンプトを表示します。デフォルト値を許容できる場合は、 [return]
キーを押すだけでも良いです。このスクリプトは、ホームディレクトリの .ssh/
というフォルダに、 id_dsa
(秘密鍵)と、 id_dsa.pub
(公開鍵)を作成します。秘密鍵を与えたり、どこかにアップロードするようなことは 決してしないでください 。してよいのは、 公開鍵だけです 。
[!訳注]
dsa でのキー生成は、2025年現在では、安全とは言えないような気もします。安全なキー生成の方法を調べてください。
一度生成されたら、 id_dsa.pub
公開鍵のコンテンツを SSH/Shell Access ページの Upload SSH key セクションにある Public Key
入力欄にペーストできます:
アップロード後、このページの下にあるキー一覧を確認してください。これによりサーバーに SSH 接続する準備ができました。
$ ssh siteground_username@siteground_servername -p18765
言うまでもなく、 siteground_username
には SiteGround から提供されているユーザー名を、 siteground_servername
には SiteGround から提供されているサーバー名を入力する必要があります。 -p18765
は、 SiteGround の SSH 実行ポートが非標準なので、必要です。
PHP OPcache を有効化
[!Tip]
アップデート [2016-03]: SiteGround サポートによると、 OPCache は PHP 7 から利用可能であり、5.5 ではできないようです。 OPCache はデフォルトで有効化され、それ以上の設定はセットアップ時に不要です。よって、以下の解説の一部は、もはや不要となりました。
デフォルトでは、 SiteGroud では Zend OPcache を サポート しますが、 有効化はされていません 。手動で有効化する必要があります。 php.ini
ファイルを public_html/
フォルダに作成し、以下のコンテンツを入力してください:
zend_extension=opcache.so
現在の PHP バージョンを確認し、 Zend OPcache が実行されているかをテストするため、一時ファイルを作ります: public_html/info.php
そして次のコンテンツを入力してください:
<?php phpinfo();
ファイルを保存し、ブラウザでサイト上のこの info.php を表示させると、先ほど選択したバージョンを反映した PHP 情報が表示されます:
下へスクロールして、 Zend OPcache セクションを確認してください:
Grav のインストールとテスト
新しい SSH 機能で、(もし未接続であれば) SiteGround サーバーに SSH 接続し、最新バージョンの Grav をダウンロードし、 unzip し、テストしてみましょう!
ここでは /grav
サブフォルダに Grav を展開します。 Grav に直接アクセスするには ~/public_html/
フォルダのルートに直接 unzip することもができます。
$ cd ~/public_html
[~/public_html]$ curl -L -O https://github.com/getgrav/grav/releases/download/{{ grav_version }}/grav-v{{ grav_version}}.zip
[~/public_html]$ unzip grav-v{{ grav_version}}.zip
これで、 http://mysiteground.com/grav
をブラウザ表示できます。もちろん、適切な URL に修正してください。
[!Tip]
アップデート [2016-03]: SiteGround レンタルサーバーの PHP 7 への CLI パスは、現時点で/usr/local/php70/bin/php-cli
であり、 gpm/grav をコマンドラインから使うためには、エイリアスを作成し、それをたーいなるから直接 php-cli を参照するようにできます。たとえば:alias php-cli="/usr/local/php70/bin/php-cli"
。その後、次のように使えます:$php-cli bin/grav list
ここまでの解説の通りに進めていただきましたので、 Grav CLI や Grav GPM も利用可能となります:
$ cd ~/public_html/grav
$ bin/grav clear-cache
Clearing cache
Cleared: cache/twig/*
Cleared: cache/doctrine/*
Cleared: cache/compiled/*
Cleared: cache/validated-*
Cleared: images/*
Cleared: assets/*
Touched: /home/your_user/public_html/grav/user/config/system.yaml
In order to use the Grav package manager (gpm) you’ll have to set it as an executable by running this command in your Grav folder
$ chmod +x bin/gpm