Rochen Web Hosting
[!訳注]
このページの内容は、日本向けのサービスではないため、日本の方が読む機会はほとんどないと思います。また、 PHP のバージョンなどから判断して、かなり古い情報が書かれているようです。もし読む必要がある場合は、古い情報であることを理解したうえで、適宜読み替えてください。
Rochen Web Hosting は、 GetGrav.org と RocketTheme.com 両方の昔からのホスティングパートナーです。 Rochen は現在、新しくプレミアムな共有ホスティングサービスを提供しており、 SSD ドライブ や Litespeed ウェブサーバーを使い、最新の Intel XEON プロセッサ によることで、 Grav の最適化されたパフォーマンスを保証します。 また、アメリカもしくはイギリスのサーバーを選べるので、あなたのユーザーにとって最良の選択ができます。
ホスティングプランを決める
Rochen Web Hosting には、 Shared と Burst の2つのホスティングのオプションがあります。Rochen は、より忙しく、要求のより高いサイトには Burst オプションを推奨しています。このガイドでは、基本的な Shared オプションを使用します。
Shared ホスティングは、コミットメントの長さによって、月額 $7.95 から $13.95 の間の料金です。
SSH を有効化
まず、 cPanel の Security セクションで、 Toggle SSH Access オプションを開かなければいけません。この SSH アクセスページで、 SSH アクセスを有効化 するボタンをクリックしてください。
それから、 Security Section で再度、 SSH キー管理 オプションをクリックします。
この時、2つの選択肢があります。 新しい鍵を生成 するか 鍵をインポート するかです。公開・秘密鍵のペアをローカルコンピュータで作成し、 DSA パブリックキーをインポートするだけの方が簡単です。
[!Info]
Windows ユーザーは、多くの便利な GNU と Mac や Linux プラットフォームで使える便利なツールを提供するため、まず Cygwin のインストールが必要です。パッケージ選択プロンプトでは、 SSH オプションに確実にチェックを入れてください。インストール後、Cygwin Terminal
を立ち上げてください。
ターミナルウインドウを立ち上げ、次のようにタイプしてください:
ssh-keygen -t dsa
この鍵の生成スクリプトは、いくつかの値を入力させるプロンプトを表示します。デフォルト値を許容できる場合は、 [return]
キーを押すだけでも良いです。このスクリプトは、ホームディレクトリの .ssh/
というフォルダに、 id_dsa
(秘密鍵)と、 id_dsa.pub
(公開鍵)を作成します。秘密鍵を与えたり、どこかにアップロードするようなことは 決してしないでください 。してよいのは、 公開鍵だけです 。
[!訳注]
dsa でのキー生成は、2025年現在では、安全とは言えないような気もします。安全なキー生成の方法を調べてください。
鍵を生成できたら、 SSH Access ページの Import SSH key セクションで、 Public Key
入力欄に id_dsa.pub
パブリックキーの中身を貼り付けできます:
アップロード後、 SSH 鍵管理ページの Public Keys セクションで鍵のリストを確認してください。それから、 Manage をクリックする必要があります。そのキーが認証されたことが確認されます:
あなたのアカウントで SSH アクセスを有効化 するためには、 my.rochen.com ポータルの Managed Services セクションに移動し、 Shared Hosting アカウント情報をクリックするだけです。 SSH オプションの隣に、 無効化 リンクをクリックし、SSH を有効化することを確定してください。
これで、サーバーに SSH テストする準備ができました。
ssh rochen_username@rochen_servername
言うまでもなく、 rochen_username
には Rochen から提供されているユーザー名を、 rochen_servername
には Rochen から提供されているサーバー名を入力する必要があります。
PHP とキャッシュの設定
Rochen は、デフォルトで PHP 5.4 を使用します。しかし、 Grav に必要な、より新しい 5.5 や 5.6 を使うためのオプションがあります。
最初にやるべきことは、サイトが実行される PHP のデフォルトバージョンを変更することです。Software and Services セクションの Select PHP Version リンクをクリックしてください。
現在の PHP バージョンが表示されたページになるでしょう。以下の画像は、代替バージョンを選択しうるドロップダウンです。
5.6 を選択し、 Set as current
ボタンをクリックしてください。
Rochen は、ホスティングプロバイダ業界では珍しく、 PHP の高度なキャッシュ拡張機能を提供しています。これらを利用するには、 apcu
キャッシュ拡張と Zend opcache
拡張の両方を有効化してください。それから、これらのオプションの下にある Save
をクリックしてください。
最適化のひとつとして、 xdebug
を 無効化 することができます。これは、デフォルトでは有効になっており、しかし本番環境では処理を遅くし、不要なものです。
現在の PHP バージョン と Zend OPcache と APCu が実行されているかテストするために、一時ファイル: public_html/info.php
を作成し、以下のコンテンツを書き込んでください:
<?php phpinfo();
ファイルを保存し、ブラウザでサイト内のこの info.php ファイルを開いてください。先ほど選択したバージョンが反映された PHP 情報が表示されます:
また、下へスクロールして zend engine ブロックの Zend OPcache 一覧と、その下の APCu セクションを確認できます:
Grav のインストールとテスト
この SSH 機能を使って、(未接続ならば) Rochen サーバーに接続し、最新バージョンの Grav をダウンロードし、 zip 展開し、テストしてみましょう!
/grav
サブフォルダに Grav を展開します。 Grav に直接アクセスできるように、 web ルートである ~/www/
フォルダに直接 unzip することもできます。
cd ~/www
wget https://getgrav.org/download/core/grav/latest
unzip grav-v{{ grav_version }}.zip
ブラウザで、 http://myrochenserver.com/grav
などが表示できるはずです。もちろん、適切な URL に修正して使ってください。
ここまでの解説の通りに進めていただきましたので、 Grav CLI や Grav GPM も利用可能となります:
cd ~/public_html/grav
bin/grav clear-cache
Clearing cache
Cleared: cache/twig/*
Cleared: cache/doctrine/*
Cleared: cache/compiled/*
Cleared: cache/validated-*
Cleared: images/*
Cleared: assets/*
Touched: /home/your_user/public_html/grav/user/config/system.yaml